高校の授業で、庭づくりワークショップ。

去年の11月頃から、篠山にある東雲高校の授業の一環で、リノベされた廃校(旧福住小学校)に前庭をつくるワークショップを行いました。
全部で、6、7回くらいしたかな?
現状を調査して、解析して、プランニングして、施工するまでの一通りの流れを、1回2時間という枠内で振り分けながらやりました。
もともと、ツツジやらヒイラギの整形された樹木が立ち並ぶ場所を、みんなで一生懸命抜根して、整地しての大作業。
みんな、ひたすらもくもくとやってくれました。


今回のプランは、ほぼ9割生徒さんがプランした内容を反映させました。
あえて自分の主張は入れ込まず、最後の微修正だけ手を加えた感じです。
和洋折衷のユニークな庭ができたのですが、なかなか自分にとっても学びの多い現場でした。


まずはプランニングの段階。
普段、一般の方々向けにやっている手法をそのまま使ってみたのですが、やっぱり圧倒的に「庭」という場に触れる機会が少ない年代でもあったのか、最初の方はなかなかエスキスが進みませんでしたね。もうちょっと、分かりやすく翻訳しながら指導すべきだったと、ちょっと反省しています。
ただアイデアの発想とか、自分にないものがポンポン出てくるのは、見てて楽しかったし、勉強にもなったかな。
あとは施工の段取りの難しさですね。
1回2時間しかないので、その工程配分が非常に難しかった!笑
通常だったら、2日3日で終わりそうな規模なのですが、結局全部終わるまで2ヶ月近く。
もちろん、その分納期と決済期も延びてしまうので、全体で見たらかなりマイナス。
まあ、それはそうとして楽しかったら良いんですけどね。

それと、より多くの庭づくりのプロたちと触れ合いながらやったら楽しいかなと思って、各回の施工ごとに庭のジプシー・橋口くんや、暮らしと植物・三宅さんなどの協力も得ながら進めました。
ありがとうね。
それと、この機会を与えてくれた協力隊の岸田さんにも感謝です。
先日、最後の仕上げにピザ窯を設置しました。
春には、旧小学校の跡地利用で稼働し始めるのかな?
手伝ってくれた学生さんは、みんな卒業してしまうけど、またピザを食べにこの庭に遊びに来て欲しいな。

△施工前(南側)

△施工後(南側)

△施工前(北側)

△施工後(北側)
